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ITの仕事について、あなたが知らない7つのこと

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米国本部サイト: 7 Things You May Not Know About Working in IT


thingsyoumaynotknow.jpgITは、収益性が高く急速に成長している分野です。米国労働統計局によると、コンピュータおよびITに関連する仕事の数は、2021年から2031年にかけて15%増加すると予測されていて、これはどの職業の平均より速いペースです。ITの仕事の多くは、雇用の安定性、高給与、さらにワークライフバランスの向上をもたらす福利厚生を提供します。ITの仕事は堅実である、と聞いたことがあるかもしれませんが、実際はどうでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 
1. プロフェッショナルスキルは、テクニカルスキルと同じくらい重要です

どのような役割であっても、ITプロフェッショナルには「テクニカルスキル + プロフェッショナルスキル」のバランスの取れたスキルが必要です。事実、主要なIT求人情報に載っている上位5つのスキルのうち4つはプロフェッショナルスキルです。ITの仕事で本当に成功するには、テクニカルスキルだけでは十分ではないのです。つまり、あなたがすでに身につけているプロフェッショナルスキルが、採用担当者や上司にとって、あなたを際立たせるものになるかもしれないのです。

ITの仕事の多くは、コミュニケーション、問題解決、プロジェクト管理、そしてカスタマサービスのスキルを必要とします。これらは、他者との連携を円滑にし、ビジネス上の課題を解決し、時間と予算内でプロジェクトを完了する上で有効なスキルです。

 
2. IT業界で働く全員がコンピュータサイエンスの学位を持っているわけではありません

IT業界へのルートはさまざまです。ITプロフェッショナルの中には、コンピュータサイエンスの学位を持つ人もいますが、文系の学位を持ち、業務経験を積んでITの役割に就く人もいます。また、IT認定資格の取得や、技術的スキルを磨くためのブートキャンプを経て参入する人もいます。

事実、学士号を持つITサポートは、半数未満(43%)です。4年制の学位がなくても、業務を遂行するために必要なスキルを習得することは可能です。コンピュータサイエンスの学位がないからといって、ITキャリアを遠ざける必要はありません。

 
3. ITプロフェッショナルがすべての答えを持っているわけではありません

テクノロジーは頻繁かつ急速に変化するため、すべての答えを知り、あらゆる課題を予測することは不可能です。ITスタッフはすべてを熟知しているように見えますが、常に答えを持っているというわけではありません。

優れたITプロフェッショナルは臨機応変に対応できます。答えがわからない場合は、ネットを検索したり、同僚や他のITプロフェッショナルに相談したりします。また、マニュアルやガイドブックを参照し、ベンダーに問い合わせるなど、答えと解決策を見つけるために必要なことは何でもします。

臨機応変に対応できるITプロフェッショナルは非常に価値があるのです。問題解決はITの仕事で大きな部分を占めるため、それが好きである必要があります。優れたITプロフェッショナルとは、解決策を見つけるまで諦めない人でしょう。

 
4. すべてのテクノロジー関連の仕事がシリコンバレーにあるわけではありません

もちろん、シリコンバレーには多くのテクノロジー企業やスタートアップがありますが、そこに住む必要はありません。住んでいる場所が理由で、IT業界で働く夢を諦める必要はありません。ITの仕事はどこにでもあり、リモートで働ける仕事も見つかるかもしれません。IT関連の仕事は、世界中のリモートワーカーの間でますます広がっています。

 
5. IT業界で働くのに、若い必要はありません

ITキャリアのイメージが、スタートアップ、ソーシャルメディア、モバイルアプリだけだとすれば、若いITプロフェッショナルを思い浮かべるかもしれません。しかし現実は違います。2022年には、中核的役割を担うITワーカーの平均年齢は41歳でした。

ITキャリアは何歳からでも始めることができますし、ITで活かすことができるスキルを前職で習得している可能性もあるのです。採用担当者は、プロフェッショナルスキルと応用可能なスキルを重視していることを忘れないでください。スキル強化に向けた意欲や、納得のいくキャリアを追求するための努力にかかっていると言えるでしょう。

 
6. ITで成功するために、数学の天才である必要はありません

IT分野で働くにはコンピュータサイエンスの学位が必要である、という誤解と同じように優れた数学スキルが必要というのも誤解です。事実、IT業務に関わるスキルを学び始める上で必要なのは、基本的な算術スキルだけです。職務によっては、仕事に必要な事の多くは、業務経験やトレーニング、PCいじりからも学ぶことができます。そのため、微積分や代数のスキルはさほど大きな違いを生まないと言えるでしょう。

 
7. テクノロジー分野では対人スキルが活かせます

前述のように、特定のプロフェッショナルスキルがあれば大きな優位性を得ることができます。対人スキルは、ITのさまざまな役割において重要なスキルであることは間違いではありません。ヘルプデスクサポートの場合、仕事の大部分において同僚とのやり取りや、同僚の支援が関係します。会話を重ね信頼関係を築くことができる能力が不可欠です。

同様に、開発者の場合、チームと協力して新しいウェブサイトやアプリ、製品を作成する必要があります。チームで働くことができるということが、あなたの能力の成長につながります。プロジェクトマネージャを目指すのであれば、人々を管理し、対人に関わる課題を解決し、チームワークを円滑にする能力が必須となります。

 
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